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2010年 01月 21日
我が家「巣鴨の家」のキッチンにはレンジフードがない。とは言え全くないのでない。キッチンカウンター内に内蔵してしまったのだ。IHヒーターを採用したのだが、IHは上昇気流が生じにくいので横引きでも排気が可能なのである。 又IHは調理具表面がフラットなため、レンジフードが隠れてしまうと、カウンターはリビングの家具のような優しい姿となる。だから今やこのキッチンはダイニングキッチンを越えてリビングキッチンと言っても良いと思っている。 キッチンは昔のような家事作業専用の場ではなくなりつつある。リビングの一コーナーという感じになっている。薄暗く湿っぽく、火が焚かれ、煙と熱が立ちこめ、煮炊きの臭いが籠もり、吹きこぼれで辺りが散らかるという台所のイメージから、最近のキッチンは大きく変貌している。熱源が薪からガスになって大きく変貌し、それが電気となり、電磁化され、IHヒーターの登場となって、厨房とも呼ばれていた“お婆(オバン)”のような「台所」は「キッチン」という“キュートな小娘”に変貌した。電子レンジやIHヒーターの如く炎のでない調理器具のおかげで安全性は高まり、子供でも老人でも安心して扱えるようになった。だが、その変貌にもかかわらず旧態依然として居座っているものがある。レンジフードである。30年前に手がけた住宅第一作から、私とレンジフードとの戦いは始まった。レンジフードの台所臭ささを嫌い、カウンター排気方式に挑戦した。フードが無くなってかなりすっきりしたとは言え、音がうるさく工場のようであったし、ガスのハイカルバーナーなどを使うと強い上昇気流が生じ排気の捕集率が追いつかない。その後ドイツ製のものがあることを聞き及びハロゲンヒーター調理器と共に試みた。効率はかなり向上したが、相変わらず音はうるさい。「巣鴨の家」つくる時、実現したのがカウンター方式の自作の排気扇である。価格は5万円ほど。排気は床下へ抜いた。良くこんな簡単なシステムで排気できると疑われる向きもあろうが、かなりの吸引力がある。築5年余を経て未だに天井面には油汚れは見られないから、十分に機能していると言って良いと思われる。
by yasuyama-arch
| 2010-01-21 10:50
| 「すまい」「棲まい」「住舞]
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